鬱キャリアのわたしが動き回り方としてGTDを実践してみることに(※以前のブログ記事)

もともと、ライフハックがなんだとか、仕事術がどうとかいう話が好きなので
情報収集したり、ブログ記事や雑誌があったら買ってみたりしています。
以前から知ってはいたけど実践することはならなかったGTDという仕事術。

この記事をうつ病の私がGTDを仕事術の中心に据えている理由 | Find the meaning of my life.
読んでから、とても興味が湧いたので取り組んでみることにしました。

GTDなにそれ

“Getting Thing Done”は、個人用ワークフローの管理方法のひとつです。
David Allenさんという温厚そうな笑顔の優しいおじさまが提唱したもので、
いわゆる仕事術の中ではかなり有名。ちょうど10年前の2002年から存在するなんてびっくり。
有名すぎて今更感あり。でも気付いたときこそ自分にとっては適ry

いろいろなところでやり方や効果が紹介されているので、そちらを見るとよくわかるし、私も下記サイトで勉強しました。
(本家の書籍はそのうち目を通そうかと。)

探すと他にもいろんなブログ記事があります。

なぜ良いと思ったか

任されてる仕事はあるけど、忙しい会社員じゃないし、ナレッジワーカーでもないし、
「お前に仕事術なんて要るの?」って感じですが、

わたしはGTDを、仕事術というより、“工夫のしかた”や“考え方”と捉えた方が、
イメージとしては近いと思いました。
ストレスやエネルギーのコントロール方法でもある感じがしました。
なので、これは今までのとは違うし、きっと私にも役に立つ。できそう。

そしてGTDでは、“頭の中を全てアウトプットする”という行程があるので、それがとてもとてもいい。
いままでも、Twitterやブログで言いたいこと書いたり細々と発信したりはしていたけれども、
それとは別に、誰にも言えないことは紙に書き殴ったりしてました。

ええ、それが、この仕事術の立派な“収集”というファーストプロセスとして成り立ってしまうのです。

まずこの一番大事な収集プロセスでは、
私は、コーヒー屋さんで4時間出せる限界まで、A4の紙4枚びっしりに書き出し(途中疲れて泣いたり爆睡したりドーナツ2つ食べたりし)、
次の日も、普通に生活しながら思い出したことを0.5枚付け足しました。
2日かけた感じです。
数日かけて集中的に棚卸し作業するらしいのですが、それはそれで負担になりそうだし、出し切る自信もなかったので、
また思いついたら付け足せばいいやと思い、これくらいにしておきました。

それが、やるべきことを明確にまとめてくれたり、今後のビジョンをクリアにしたり、記憶の彼方にいたうじうじぐちゃぐちゃした部分を日光浴させてくれたりするのです。
だいたい、不安なのは、状況がクリアじゃないからです。

いつも行なってる“内観”と“ストレス解消”と“メモ魔”と“ライフログ魔”と
仕事やプライベートで溢れかえっているToDoとを
ひとつに連結してくれた気がするからです。

困った諸症状をカバーできるんじゃないかと期待

健忘の私の代わりに覚えていてくれる

先の記事でうつ病の筆者が書かれているように、
コピーをとるなどといった単純なことでも大混乱するし、簡単なことも覚えていられないのです。
判断力、記憶力が大幅に低下するという困った状態がデフォルトになってしまうので、
わたしなんかは忘れっぽくて友達をいつも困らせていたし、普段からメモ魔だったし、具体的すぎるほどのToDoリストは必須でした。

まずそれに対して、外部脳的に記録しておけるということはかなり楽です。

そして、さまざまなWebサービスと連携させたりして、
思い出したり忘れないようにしたりできるのです。

例えば、収集プロセスでアウトプットしたあと、
リマインダーでiPhoneに知らせてくれるように設定したり、
受注メールが入ったらスターを付けるだけでToodledoに投げられるようにする方法が存在したり、
周辺ツールの使いようによっては全力で私の健忘をカバーしてくれるんですね。すごい時代だ
(もちろんツールは自由なので、紙とクリアファイルなどを用いて実践しているひとも大勢います。)

だからわたしは頭をからっぽにしたまま目の前のことに取り組めるのです。

頭の中でなんとなく宙ぶらりんにいる 気になることやもやもやしたことが、脳のメモリを食って、神経を削ぎ、CPUの働きを悪くし、私という高性能マシン(!)のパフォーマンスを悪くしているのですね。

その日の調子と相談できる

たくさんある項目の中から、
「これなら今日の調子でもなんとかこなせそう」
というものだけ選んでやれば良いので、調子に波のあるわたしでもその状況に合わせて自分自身をうまくハンドリングできます。

できなかったことは次の日にまわしたり、内容を見直したりできるので、
強制されて焦ったりしない感じがとても楽です。

今やる細かいことから、「毎晩薬を飲め」とか、身近なことから、
将来設計、死ぬまでにやりたいことなんかまでも一緒にとどめておけるので
気分や調子でブレブレになりがちな軸を保つ役割ももってるなあとも思いました。

ざっと触れてみたまとめと今後

なんとか頼れるツールと言うか、「生き方」と言ったら大袈裟だけれども
この進み方でいくか、と思えるものに出会えた感じがしてとても嬉しいです。

生き方指南やHowToなどといった“遠くの灯台”は世の中に溢れているけど、
近くにある、この目の前にあるもやもやした霧や足下の石ころをひとつひとつ照らして確認する“懐中電灯”を得た気がします。

理解のおよばないひとには煙たがられがちな精神疾患ですが、
なってしまった以上とりあえずそれに対峙して生きるしかないし、
工夫してカバーできる個所は最大に努力すべきだなと、そう思うのです。

何回も生きるのやめようとしたけど現実そうもいかないし…
目の前のことをこなして少しずつ進んでいくしかないです。

実際はこんなに意気揚々とやっていられるときなんて少ないです。
「うっ…。書くのも元気ない…もぞもぞ」が現実…
けれど、小さな小さなタスクを確実にひとつずつ消化していくことで、必ず自信になります。と思いたい…
私は収集の段階で、あれしたい、これしたい、と思いついたことに対し少し感動しました。
「ああやりたいことあるじゃん死にたいだけじゃないじゃん…」と、なかなか元気になりつつあるのか…と思えました。

まだ導入段階なので、研究しながら自分のものにしていきたいと思うし、
記事にもまとめていきたいと思います。

ああこの記事を書くのに2.5時間かかった…